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クライアント訪問日記

有限会社 ロイヤル歯研 様

大阪市西区にて歯科技工所を営んでおられる「有限会社 ロイヤル歯研」様を訪問いたしました。
歯科技工所とは、歯医者さんより依頼を受けて入れ歯、差し歯や「詰め物」などの歯科補綴物を作成される国家資格をもった歯科技工士が活躍する職場です。
今回は、普段私たちがふれることのない歯科技工士の仕事について実際の作業工程を見させていただきました。

まず歯医者さんより患者様の歯型が届きます。
ここから歯を作成するための土台となる「作業模型」の作成にかかります。

届いた歯型

手作業で作業模型を作成

 

機械の中心部分が回転し、作業模型の形を調整

作業模型は組み立て式に出来上がるのでジョイントを差し込む穴を開けます。

 

作成した作業模型①

作業模型②

作業模型をばらした状態

このように手でばらせます

このように作業を行うための作業模型を丁寧に作成していきます。

噛み合わせも確認します

私たちは完成した商品を歯医者さんより提供されるだけですが、そこに至るまでには「商品を作るための模型」から作業が開始されていることに驚きます。


ちなみに、今回の作業にて作成している商品は右の写真の銀色の部分です。

では、次にこの模型に装着されている銀色の部分(商品)を作成しているところを紹介します。

写真では見えにくいかと思いますが、奥に見える入れ物に入っている緑色や紫色のワックスといわれるロウソクの蝋のような材料で歯の形を作っていきます。
これが次のステップで活用される「型」となります。

この出来上がった型に合金を流し込んで商品化していきます。

この時、合金を溶かして流し込みますので約800度もの高温を必要とするそうです。

 

ワックスを焼却する炉

真空加圧鋳造機
(圧力を使って合金を型に流し込む機械)

昔ながらの道具も見せていただきました。

遠心鋳造機

 

こうして出来上がったものを商品へするために最後の微調整を加えていきます。

また、「白い歯」(ここから社会保険診療外のものも含まれます)など見た目に美しいものを作り上げるにはさらに別の工程があり、まだまだ細かい作業が続きます。

白い歯にするための専用材料

形を補正していき硬化させる時に、光を当てると硬くなるものもあるそうです。


こうした作業を全て完了し、私たちに提供される商品が出来上がります。
今回は作業工程の一部を写真に収めさせていただきましたが、率直な感想として本当に細かい作業で肩や目に相当な負担がありそうな仕事でした。
税務上、歯科技工所はサービス業(裁判例)という扱いになりますが、作業をじかに見た限りでは製造業にしか見えず、法律と実際の違いを深く感じました。

有限会社ロイヤル歯研の皆様、今回は忙しい合間をぬって私たちにお付き合いをいただきありがとうございました。
本当に感謝いたします。
最後に、岩田社長の趣味はテニスです。
いつでもテニス仲間を探しておりますので、気軽にお声をかけてください。

岩田社長と

(担当:大瀬)

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