今回は、有限会社 ヒサミツ様にお話をうかがいました。 ヒサミツ様は大阪市平野区で電気工事業を営まれており、個人事業であった久光電業から法人成りをされ、現在、個人事業からは40年、法人としては設立から12年目を迎えられます。 個人事業の屋号の「久光」という名前は創業者である寺久保 光正社長のお名前から付けたものであり、法人化にあたり、電気工事だけに縛られず事業を進めていきたいという思いからカタカナに変えられたということです。 電気工事は、住宅・非住宅(企業・工場など)と分野が分かれているのですが、その中でもヒサミツ様が主たる事業とされているのは、非住宅分野の電気設備・制御工事や、システムの集約化に係る工事です。 具体的には、空調・冷凍設備工事、FA(ファクトリー・オートメイション)関連の設備、自動機、ロボット開発の電気設計や、制御盤製作、ソフト等に係る工事を得意とされ、あらゆる電気設備を「便利・快適・省エネ」にすることができるのがヒサミツ様の強みです。 |
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設備や機械を導入したものの、その後、メーカーや導入業者が廃業して修理ができないということでご相談を受けることもよくあるそうです。 「そのメーカー、その業者でなくてはできない仕事なのに、頼めないことがあってはいけない。そのためにも、お客様のために長く事業を続けること、そして、弊社に頼んで良かった」と思ってもらえるように仕事をされているということでした。 |
(寺久保 専務) |
ヒサミツ様は間もなく代替わりをされるのですが、後継である専務に、会社を継ごうと思われた切っ掛けについてお訊ねしてみました。 幼い頃から、電機や機械いじりが好きでエンジニアを目指しておられたのですが、後を継ぐことは特に意識されていなかったそうです。 専務のお名前は「寿光」とおっしゃるのですが、このお名前を「ヒサミツ」と読むことができる、生まれた時からの自分の名前が家業の名前であるということ、また、「光」という文字には、照明やエネルギー、熱、電気に関わるもの意味があるということから、使命観から、この仕事が天職と思い、自分が継ごうと思うようになられたということです。 |
将来的には電気工事だけでなく、ロボットや自動搬送系の機械設計というメカトロニクスの分野も手掛けていき、あったら良いなと思うものを形にしていきたいと、意欲的に仕事に取り組まれています。 お忙しい中、取材へのご協力ありがとうございました。 |
有限会社 ヒサミツ |