税理士法人

ジョイン合同税理士事務所

今回は、大阪市にて一昨年に創業された「一般社団法人　日本スモールＭ＆Ａ協会」様をご紹介させていただきます。 　「一般社団法人　日本スモールＭ＆Ａ協会」様は事業承継の斡旋やセミナー・勉強会の開催等を事業目的とされておられる新進気鋭の会社です。

【勉　強　会　の　様　子】

　代表理事の染川様に、設立の経緯や今後の取組み等についてお話を伺いました。


　御社の簡単なご紹介をお願いいたします。

「迫りくる大廃業時代に、事業をどのように承継してゆくかということに対して不安を抱かれる経営者様が増えていると感じています。この社会題を解決するため、親子以外でも信頼関係を構築することによって、会社や事業を代々引き継ぎ、100年企業をつくる仕組みを提供しております。」


　創業に至ったきっかけを教えてください。

　「当初は他社と同様に中堅企業のＭ＆Ａを扱っておりましたが、同じ土俵で戦っても大手には勝てないと思い、2017年に小規模事業者（スモールビジネス）のＭ＆Ａに特化した日本スモールＭ＆Ａ協会を立ち上げました。2018年は『サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい』という本がヒットし、業界ではスモールＭ＆Ａ元年ともいわれております。また、2019年はＭ＆Ａのマッチングサイトが活況を呈するようになるなど、今後もスモールＭ＆Ａに対する需要はますます高くなってゆくと考えられます。」

【セ　ミ　ナ　ー　の　様　子】

　同業他社と差別化を図っている点やこだわりをお教えください。

　「現在、第三者との事業承継といえば即Ｍ＆Ａというように思われていますが、私たちは独自の経営者交代タイプの事業承継を推奨しております。そのスキームとして民事信託を活用した『事業承継トライアル信託』をご提案しております。」

【事　業　承　継　ト　ラ　イ　ア　ル　信　託】

　普段気をつけておられることや大事にしている考え等をお聞かせください。 　 　

　「私たちは『ビジョナリー・コミュニティ』というティール組織の構築を目指しております。 これはビジネスで社会の問題を解決するために集まった支援者となるＩＣ（インディペンデント・コントラクター、独立請負人）の集団で誠実さをモットーに個々のスキルを活かしてwin-winの関係を構築し、問題解決後の未来（ビジョン）に共感し、志をもって行動をともにする仲間たちのことです。 また、私個人としてはリーダーとして、＜セルフマネジメント（自己管理）＞、＜ホールネス（全体性）＞、＜進化・成長＞この３つのブレイクスルーを常に意識して行動しています。」


　最後に、これからの展開や取組みについてお教えください。

　「今後は事業承継トライアル信託普及協議会を中心に、スモールビジネスの事業承継にやさしさを提供し、できる限り「廃業ロス」を削減させて、スモールビジネスの活性化を通じて、GDPを押し上げていきたいと考えております。」


　本日はお忙しい中、取材にご協力いただき誠にありがとうございました！