今回のクライアント訪問日記では、大阪市西区で蟹や海老を中心とした食品卸売業を営まれております、株式会社シューリキ様をご紹介させていただきます。 |
株式会社シューリキ様は、2013年6月に社長の松本力様が、長く商社で営業されていたご経験を活かし、取引先であった長内秀一朗様と共に独立起業された、水産物の卸売業の会社です。 |
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卸売業はメーカーから商材を仕入れ、小売業や外食産業などに対して販売や流通をし、またメーカーと小売業の間に生じる様々な業務を代行します。 その代表格として商社が位置付いているのですが、商社では輸出入の取引額も量もロットが非常に大きく、取引相手も大手企業に絞られてしまうというのが現状です。 そこで株式会社シューリキ様では、独立したからこそ大手が出来ない商売を試みようと、主に海外から商材を仕入れ、ご自身で全国津々浦々の料亭やお寿司屋さん、飲食チェーン店やスーパーのバイヤーさんなどに向けた、小ロットでの水産物の卸売りサービスを提供しております。これこそが商社との大きな違いであり、株式会社シューリキ様の強みでもあります。 商材となる水産物はズワイガニ・タラバガニ・ぼたんえびです。 これらは日本国内でも採れますが、日本の漁獲量は世界シェアに占める割合がわずかであり、また取り扱う水産物が蟹や海老と明確に決まっているため、ロシアをはじめとする海外から、船上凍結の輸入により仕入れています。そのためお客様の元には品質・量はもちろんのこと、一番鮮度のいい状態で、衛生面でも自信を持って提供が出来ております。 中でも今までは蟹がメインで取引をしておられましたが、最近では海老も取り扱うようになりました。それもまたご契約内容が破格の条件であり、ありがたいことに毎日多くの注文が殺到しているとのことです。 |
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そして今後の展望としまして、①東南アジアなどへの輸出、②国内の小さなところまで販路を構築し、末端筋まで行き届いたサービスの提供、この二点をお話いただきました。 たとえば北欧では自国で水産物を採り、消費もしていますが、東南アジアでは良い魚が採れても加工して海外へと輸出されていました。ところが今は経済成長により余力がつき、日本などから輸入することが可能となり、より大きな魚を所望しています。 また日本では、お寿司や刺身などのより小さいものが好まれ流通されています。 そのため株式会社シューリキ様は、それぞれの国やお客様の潜在ニーズを引き出し、アウトサイズを外して国外・国内へ商材をお届けできるよう、コストを抑えた物流サービスを可能にし、ゆくゆくは直接貿易による国内販売をも視野に入れておられます。 とびっきり新鮮の蟹や海老の仕入れで悩まれている、食品店の経営者様やバイヤー様等おられましたら、是非「株式会社シューリキ」様にお声かけください! |
(タージンが事務所に来たこともあります!) (左:松本社長・右:取材担当者)
この度はご多忙の中、取材にご協力頂き、誠にありがとうございました。 |
株式会社シューリキ |