1月 | 2016 | ジョイン合同税理士事務所

今回は谷口工業株式会社様をご紹介させていただきます。
谷口工業株式会社様は、金属を切断したり穴をあけたりする際に使用される工業用刃物の製造・販売をされているメーカー様です。東大阪市に本店所在地を置き、代理店を通じて日本全国に販売されています。昭和57年２月に創業者である谷口彰良氏が東大阪市にて創業された後、30年以上に渡って今日までご発展し続けてこられた企業様であります。現在は創業者である谷口彰良氏のご長男である谷口堅一氏が社長を引き継がれ、ご活躍されています。

　谷口堅一社長に自社製品の強みやこだわりをお聞きしました。
「当社の特徴として長年にわたる『品質の良さにこだわったものづくり』が挙げられます。例えば、当社の主力製品であるポータブルバンドソーマシンのブレードは、マシンメーカーの純正品しかなかった時代にいち早くその市場性に着目し、1985年に日本で初めて商品化に成功した製品です。その分同業他社にはない製造ノウハウが強みです。また、日本国内での製造という点にはこだわっています。」

このような『品質の良さ』は、谷口工業株式会社様の取引先の中に10年20年といった長きに渡って取引されている企業様が多い要因となっています。
谷口工業株式会社様の製品を使った企業様は、その品質の良さに納得し、例外なくその使用具合を気に入られるそうです。しかし、谷口堅一社長は取引先と長い期間取引を続けられていることはそれだけではないと主張されます。谷口堅一社長に事業を行っていくうえで大切にしていることや心がけていることをお聞きしました。
「当社はメーカーであるので、安心して使って頂ける製品造りと、仕入れ先や代理店も含めた取引先様からの信頼に応えることができるよう日々感謝の気持ちを持ち、謙虚な姿勢で仕事に取り組むことが大切であると考えています。取引様との長きにわたるお取引と今日まで事業存続ができているのも、多方面にわたる皆様からのご支援のおかげです。この気持ちはこれからも変わらず持ち続けていきたいと考えています。」

そんな謙虚な姿勢を崩されない谷口堅一社長ですが、最後にこれからの展望をお聞きしました。
「当社も創業から33年が経ちました。企業30年説といった言葉がありますが、先代から代替わりしたこともあり、現在『第二創業期』を事業ドメインとして、製造面・販売面を始めとして日々事業活動に取り組んでいます。造り方や売り方を、これまでの考え方に囚われ過ぎることのないように企業の取り巻く環境に適応していくことが企業存続の道であると考えます。ただし先に述べた取引様の信頼に応えるというキーワードを根底に持ちながら仕事に取り組むことは、何より忘れてはならないことです。」

（谷口堅一社長）