今回は、大阪市中央区にある船場センタービル内で、婦人服卸売業を営まれている㈱キャスト様をご訪問させて頂きました。
㈱キャスト様は2016年1月に法人設立し、現在第2期に入ったばかりですので、今回は代表の大戸社長に会社設立時のことを振り返って頂きました。
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【店構え】 |
ジョイン:社長は以前から洋服卸売業界で働かれていたそうですが、昨年法人を設立するに至ったきっかけや経緯を教えてください。 大戸社長:もともと洋服の卸売りを個人事業として約10年していました。そこから前職の会社に入ってさらに約17年で、振り返ると約27年間、 業界キャリアとしてはありました。法人の設立のきっかけになったのは前職の会社が解散したこと。といっても倒産、ではなくて、 社長がかなり高齢で後継者もいなかったので・・・。そこで信頼できる仲間と一緒に会社を一から立ち上げてやってみよう!となり、会社設立に至りました。 ジョイン:会社を設立するにあたって準備したことの内容や期間を教えてください。 大戸社長:3~4年前に「後継者がいない、、、」という話は出ていたけど、実際に会社を閉じる、という方向性が決まったのは2015年の秋から冬になるころ。 ㈱キャストができる3カ月ぐらい前で、会社を作ろうと決めて御社(ジョイン)を訪問したのが2015年の11月後半だったと思うから、 設立の準備期間はほとんどなくて、人を集めたことぐらい。 ジョイン:短い準備期間でも設立後すぐ軌道に乗っていったのは、前職のメンバーが変わらずついてきてくれたからですか?逆にうまくいかなかったことはありますか? 大戸社長:会社がなくなるとなって、やめていった子や別の仕事を探した子もいた中で、立ち上げ時には川上店長を含めて5人がついてきてくれた。川上店長とは前職からもう15年以上の付き合いになるし、 他の従業員も長い付き合いがあり、営業は割と順調に始められました。会社が新しくなってコストの見直しもできたし、新しいお客さんがついたりで、想定より上手くいったこともあるけど、逆に今までのお客さんで離れていった方もいるし、業界全体の景気が悪くなっている所は想定通りいかなかったことかもしれません。 |
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ジョイン:設立から1年半がたって2期目に入っていますが、今後の展望をおしえてください。 大戸社長:さっきも言ったように業界全体の景気が悪くなっているのは確か。商材を輸入するにあたっては為替の影響もうけるし、先のことを考えても好材料がそろっているわけではない。 でも、そういうことに耐えられる体力をつけないといけないと思っています。これまでのことはこれまで通りきっちりやって現状維持を目指し、プラスアルファで新しいことを考えています。 具体的には、これまで対面中心だった営業スタイルに加えて、ネットを使った事業を検討中で、これから勉強しながらじっくり話を詰めていきます。
大戸社長は、先を見据えて新たな展開も考えられているようで、進展が楽しみです。 キャストの皆さん、ご協力いただきましてありがとうございました! |
《社長/企業データ》 |