今回は、大阪府八尾市で化学製品製造卸売業を営まれております、アイエフ化学 株式会社 様をご紹介させていただきます。
商材としては、半導体やパネルを介して携帯電話・パソコン・自動車など様々な分野に利用される感光性材料(印刷用や電材用)を主に取り扱われており、その製品を構成する各種原材料の開発も行われています。 ◆業界での経歴や独立後のお話について、社長の溝端様にお聞きしました。 社会人2年目からこの業界に入り、30年が経ちました。元々はメーカーの研究職でしたが、海外との取引や中国工場への技術指導等で社内にいる時間よりも自身の開発品の営業や生産指導に費やす時間が徐々に増え、研究一色より色々な事への挑戦が面白く感じるようになりました。2016年に一念発起し独立した当初は、自身の会社と中国の会社の技術コンサルタントの2つの業務で毎月のように中国出張へ行きつつ、自社の製品を作る工場確保も視野に入れて、中国での工場運営も勉強していました。 ◆経営する上で、こだわりがあればお教え下さい。 ユーザー立場での開発を常に心掛け、用途や要望に応じ細かい調整を行っております。積極的にコミュニケーションを取り、そこから得られる開発テーマは大切です。その上で、質問の投げ掛け方にも注意しています。”何か困っていることは無い?”このような抽象的な聞き方では、ほとんどテーマが生まれることはありません。例えば、ユーザーが使用している製品に対して、”〇〇な現象が生じていない?””××な反応が出たりしていない?”というように具体的に投げ掛けてみると、思わぬテーマが浮き彫りになることがしばしばあります。そこで、培ってきた知識と技術を最大限に駆使し、試行錯誤を重ねた上で解決できた時、ユーザーとの信頼関係はより強固になります。 |
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