税理士法人

ジョイン合同税理士事務所

今回は、大阪市にて微酸性電解水生成装置・業務用空気清浄装置等の小売業を営んでおられる「株式会社　ラリーフォース」様をご紹介させて頂きます。 田村社長に独立の経緯や今後の取組み等についてお話を伺いました。 ＊御社の簡単なご紹介をお願いいたします。 　微酸性電解水生成機を主力商品とし、業務用の空気清浄機や加湿器等を扱っております。営業から事務まで私一人で行なっている小規模事業者のため、目の前の案件を追いかけているうちに営業エリアが近畿から西日本全域に広がってきています。 従って、営業効率を上げてゆくことが喫緊の課題でもあります。 　新型コロナウイルス感染症によって一気に注目度が高まり、数年後には市場規模2.7兆円と急成長が期待される業界になりましたが、 競争激化にも不安を抱えています。現在は、感染症対策の提案を事業所、介護老人福祉施設、学校等に行なっています。」 【取り扱い商品】 ＊設立から現在までの経緯や設立のきっかけ等をお教えください。 　「設立当初は、初期投資の必要のない節水サービスで、節水効果の大きいホテル等の事業所を対象に事業展開を行なってきました。しかしながら、 当初は介護事業所に勤務しながらの副業という位置づけだったため、業績は振るいませんでした。 　その後、知人からの勧めで空気洗浄機に主力商品を移し、電解水生成機も扱うようになりましたが、業績は安定しませんでした。 今思えば、販売ルートがなく営業手法も定まっていない状況下での副業だったので、当然の結果です。 そうこうしているうちに、介護事業所の退職を余儀なくされる状況に陥り、経営へ集中するようになりました。 　4年目から電解水生成機を主力商品にして、感染症対策の提案を事業の柱に定めました。同時に、展示会にて新規顧客開拓を行い、 お取引先様を広げてゆく営業手法を構築しながら電解水生成機の売上を伸ばしてゆきました。昨年から続くコロナ禍において、問い合わせが増えております。」 　「もともと会社勤めが合っていなかったように思います。事業に失敗した際や業績が振るわない際も、もう一度という気持ちが強かったのですが、一歩を踏み出すことを躊躇していました。 しかし、介護事業所を辞めると決断した時から、転職を考えることはなく事業経営に専念することにしました。」 【様々な業種のお客様にご利用いただいております。】

＊同業他社と差別化を図っている点やこだわりをお教えください。

　「 売り切りにしない、情報提供を継続することによってリピート商談が増えるようにするという点にこだわりを持っています。 　小売業である以上、商品の販売が大切ですが、運用アドバイスを丁寧に行なう、商品の特徴・メリットをわかりやすく伝える等アフターフォローも大切なことです。 　また、要望・依頼・トラブルに対しては迅速に動くことも重要だと考えています。加えて、取り扱い商品の選定には非常に気をつけています。 　情報過多の時代においてエビデンスを確認すること、特色があること、なによりもお客様にとって使い勝手が良いことを軸に選定を行なっています。」

＊普段気をつけていることや大切にしているお考えをお聞かせください。
「健康を最優先する、一つ一つ丁寧に集中してやる、あまり先のことを考えずに目の前のことに集中する、 一日一日を大切にこつこつ積み上げる、必要な経費か無駄な経費かを判別することです。」 　

＊これからの展開、取組みについてお教えください。

「コロナの影響で問い合わせが増加している一方で、事業の見直しが必要になってくると感じています。 本年度を「第二の創成期」と位置づけ、取引先の拡張や営業手法の再構築を図ってゆきます。
具体的な施策としては、SNSやウェブサイト広告の積極活用、動画時代に対応したホームページの全面リニューアル、オンライン営業システムの導入を検討しています。 従来の訪問主体の営業スタイルから脱却して、生産性を図りたいと考えています。先々はOEMにもチャレンジしたいですね。」


本日はお忙しい中、取材にご協力いただき誠にありがとうございました！