今回は、大阪市中央区にて受託開発ソフトウェア業を営まれております、IA Solutions 株式会社 様をご紹介させていただきます。 業態としては主に企業の基幹システムの開発に係る業務委託を受け、特に極めて専門性の高い教育機関向けサービスや医療関係サービスを提供している企業の基幹システム、また一般の製造業の社内システムの要件定義から開発、運用までを協力会社の方々と業務対応されています。 |
業界での経歴について、社長の相馬様にお伺いしました。
「学生時代にシステムエンジニアになるためコンピュータの専門知識を身に着けて、大手通信建設会社に入社しました。その会社の情報システム部門では大手通信事業者の基幹システム開発に長年携わり、30歳代でプロジェクトをマネジメントして、40歳代前半にはそこでの顧客との交渉力を評価され、一般法人向けＩＴ営業部門に配属となり管理職として部下を抱えて営業目標達成に向け多忙な日々を過ごしておりました。」
独立のきっかけは、どのようなものだったのでしょうか？ 「会社のトップ人事が変わり、新たな方針として所属していた関西支店も含めた全国の各支店の構造改革が行われ、各支店のＩＴ事業について既存顧客は縮小していき新規顧客開拓はしないことになりました。そもそも営業部門に転属して開拓した一般法人顧客は、個人的な人脈からお世話になったお客様ばかりであり、そんな会社の方針に疑問を感じて50歳になるのを契機に起業することを決断しました。当時お世話になっていた上司や諸先輩が陰ながらご協力して下さったこともあり、一歩を踏み出せたことも起業に至ったきっかけになっています。ただ、当時はこの大企業に50歳まで在籍してきており、あと10年もすれば悠々自適の退職金と安定した老後の雇用もあるのにと諸先輩や家族にも言われたこともありましたが、気持ちは変わりませんでした。」
経営する上で、同業他社と差別化を図っている点やこだわりはございますか？
「特に差別化として考えたことはありませんが、実際に当社の開発プロジェクトで開発業務や運用業務に従事する技術者については、必ず私自身が直接会って話をした上で納得し参画していただいています。そうすることで、作業品質について私自身も責任を負うように心掛けています。また、お客様の責任者が上層部に報告するために必要な品質報告書は、当社がその品質情報をお預かりして当社以外の開発会社の分もまとめて成果物の品質を評価し、報告書を無償で作成しています。それによりお客様の責任者の方々には実務に専念していただき、少しでもお役に立てるよう尽力しています。」
最後に、今後の展開・取り組みも踏まえて、相馬社長から一言いただきました。
「現在のように業務でのシステム開発だけでなく、自社でサービスを提供しそのために必要な開発も運営も行えるように考えています。特に、ＡＩ，Ｉｏｔなど新しい技術を習得するよう社員に必要な環境や手段を提供していきます。そのためにまずは代表の自分自身が率先して少しでも習得するように取り組んでいます。従業員がやる気を持って、楽しく、面白いと感じ、収入を増やしていけるようなサービスってどんなものがあるだろうかと感じさせたり、考えさせたりしていき、私自身もそうするよう心掛けています。
2015年6月の創業後、本年から8期目を迎えます。今後の展開に向けて知らない、分からない、出来ないと言って止まったり、安易に進む方向を変えるのではなく、目的に向かってほんの少しでも進むことを心掛けています。また、時代の流れや技術の発展速度に柔軟に対応できるようアンテナを張って新たな分野にチャレンジしていける会社にしていきたいです。非常に難しいことではありますが、そのための従業員全員における意識改革も進めていきます。」
この度はご多忙の中、取材にご協力いただき、誠にありがとうございました。 今後の益々のご発展を心よりお祈りすると共に、弊社でも微力ではございますが、全力でサポートさせて頂きます。
法人名： IA Solutions 株式会社 住 所： 〒541-0052 大阪市中央区安土町1丁目4番5号本町ビル5F 504号 代表 ： 代表取締役 相馬 昭裕 |
