今回は、大阪府富田林市にて日用雑貨卸売業を営まれております、株式会社 ピンダワールド 様をご紹介させていただきます。
業態としては、目まぐるしく変化する日本人の生活文化に便利なアイデア生活雑貨を企画し、主に中国にて開発・生産を行い、日本市場向けに販売をされています。また、小売業者や企業からのプライベートブランド商品の製造等、生産管理を含めた輸入代行も請け負われております。
【取扱商材の一部】
≪つかめるパイプクリーナー≫
業界での経歴や独立のきっかけについて、社長の杉本様にお伺いしました。
「1986年に大阪の雑貨販売会社に入社し、24年間国内での販売に携わった後、2011年より中国に単身赴任し、11年間生産現場に立ち会い、日本のお客様への企画商品の開発を形にして参りました。2022年4月に上海にて定年を迎え、コロナ禍の厳しいロックダウンの中、半ば強引に脱出・帰国しました。在職中より自分なりの企画開発商品も手掛け、お年寄りや主婦の生活をサポート出来るような機能商品を世に出す楽しみを実現するために、昨年一念発起し起業致しました。35年間アイデア雑貨業界に身を置き、色々な便利商品を扱ってきましたが、進化し続ける生活文化にはまだまだ新たな商品が生み出せるとの思いで日々企画・開発を行っております。この数年、日本の経済もコロナ禍や為替変動により大きな影響を受けていますが、中国での製品開発や輸入取引を考えている大勢な方々のお手伝いもしながら、一日でも早く回復することを願います。また『本来、ショッピングはエキサイティング！』をモットーに皆様方が、あらゆるシーンにおけるお買い物の際に楽しんでもらえるような製品開発を進めて参ります。社名<ピンダワールド>の“ピンダ”とは、漢字で“品徳”という中国語での発音です。“品徳”とは、中国語で“徳／人徳”のことで、『世界の徳を、世界に徳を』をスローガンに、“徳”となる製品で世界中の人々と繋がりたく思っております。」
経営する上で、同業他社と差別化を図っている点やこだわりはございますか？
「私が中国で一番感心した事は、中国人はとにかくスタートが早いということです。もちろん文化の違いもありますが、まずは走り出してから問題点を見つけるという事です。確かに日本人は確実に安全・安心を見極めてから走り出しますが、どこか官僚的な物の考え方に見えて、今の国際情勢には付いて行けてない感じがします。色々と取り沙汰される中国のやり方ですが、ＥＶ自動車ひとつとっても、このスピード感は非常に大切だと思います。食品や薬品などであれば慎重さも必要ですし、見切り発車は確かに危険ですが、私の扱う生活用品においてはスピード（商品化）という『形にする早さ』を同業他社との違いにしたく考えております。」
最後に、今後の展開・取り組みも踏まえて、杉本社長から一言いただきました。
「現在、営業面においては様々な企業様のお力をお借りしながら卸し販売をしております。私も市場は理解しているつもりでも、日本での営業活動から11年程離れていたこともあり不安な面もありましたが、お陰様で新しいお客様がどんどん増えております。当面は営業面にも力を入れつつ、顧客開発に尽力します。企画開発面においても、色々な方とお話しする事が商品開発のヒントとなるため、たくさんの方とお会いしながらお話を伺い、いろんな形での取組みへ繋げていきたく思います。とにかく、商品を考える事が好きです。それをマーケティングまで落とし込んで考えると楽しくてなりません。企業様・個人様を問わず、企画開発中の製品についてお困りのことがあれば、お気軽にご相談いただき一緒に考えていきたく思っております。但し、やはりビジネスであることには変わりはないので、『売れる』商品を前提に考えましょう。また、中国における生産管理・品質管理などにお困りの方も是非ご相談下さい。たったの11年間ですが、それなりに中国の問題点も心得ておりますので、解決策もご一緒に考えられるかと思います。」
この度はご多忙の中、取材にご協力いただき、誠にありがとうございました。
今後の益々のご発展を心よりお祈りすると共に、弊社でも微力ではございますが、全力でサポートさせて頂きます。
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株式会社 ピンダワールド
住所：〒584-0005
大阪府富田林市喜志町四丁目6番35号（101）
代表取締役 杉本 謙司
ＴＥＬ：0721-23-0330
ＦＡＸ：0721-24-3466
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