今回は、大阪市大正区の有限会社太淀様をご紹介させて頂きます。 太淀様は近藤透社長が平成9年に創業された製缶工事業を営む企業です。 主に製鉄所や科学工場向けに「プラント物」と呼ばれるタンク、スクラップバケット、コンベアー、タンディッシュ本体等の製作、 組立、試運転までを一貫して行っています。 この他にも最近では下水処理場に用いられる汚泥処理装置の製作も手がけられております。 |
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近藤透社長 |
スクラップバケット |
パウダー供給装置 |
スラグ除去装置 |
垂直コンベヤ |
PCI架構・ダクト |
下部槽侵積管取替装置 |
大型設備はその製作が完了した後に陸路での搬送が困難である為、船による運搬が必要となります。 太淀様ではこの様な工場向けの大型設備製作を数多くさばくために大阪市内では有数である水路直結の巨大な自社工場を完備されています。 受注から船舶への搬出までを自社で賄えるこの体制が我社の強みであると社長はおっしゃいます。 |
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工場内部 |
製品を持ち上げる巨大クレーン |
水路直結の工場です |
また一部の加工は提携する中国工場にて行っております。 近藤社長は昭和40年代の製鉄所勤務時代より「中国の工場を日本で通用する様にしてやろう」と、 その頃より中国企業と深く関わりをもつ仕事に携わり、今日ではその信頼関係が築かれた中国工場との連携により、 低コストで良質な製品の提供に成功しておられます。 |
ところで大淀様にご訪問するとひっきりなしに事務所に来客があります。 仕事の商談はもちろんその中には「近くに寄ったから」と近藤社長とただお話しに来るだけの方も多くおられます。 近藤社長が仕事の中で人とのつながりを大切にされている事が伺える光景です。 |
今後は設備製作に関するノウハウを生かしての水に関する事業に着目しており、
水耕栽培設備や中国向けの水処理設備等を手掛けられる計画だそうです。 新たな展開を終始にこやかにお話し頂けた近藤社長でした。 今回はお忙しい中、取材にご協力頂きありがとうございました |
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近藤社長と担当者 |
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