4月 | 2024 | ジョイン合同税理士事務所

会社紹介

今回は、東大阪市でタクシー業を営まれている株式会社Win様を紹介させていただきます。

株式会社Win代表の中原三朗社長へお話を伺いました。

【Q.　WINタクシー開業のきっかけを教えてください。】
A.　私は以前、大手タクシー会社にて勤務し執行役員をしておりましたが、平成１６年に独立し、
　　新たにタクシー会社を設立しました。
　　設立と同時に兄も他の一般企業から入社し、兄弟で力を合わせ頑張ろうと決意し、
　　ともに経営をしておりました。しかし、起業から年数が経つにつれ、
　　経営方針の違いがあることがわかり、日々苦難がありました。
　　このままでは、近い将来会社が崩壊するかもしれないと思い、弟である私が身を引くのが
　　会社のためになると決意し退社。WINタクシー開業の運びとなりました。
　　ちなみに私の経営理念は、
　　「従業員は宝であり家族である。従業員のよろこびはやがて会社の糧となり力となる」です。

【Q.　Winタクシー開業に際し、大変だったことやよかったことを教えてください。】
A.　大変だったことは、退職した会社と同業となるタクシー会社の設立だったため、
　　誹謗中傷があり心を痛めた点です。
　　よかったことは、長年のタクシー会社の経営ノウハウを生かせたことです。
　　何が良くなくて何が問題なのかを熟知しているため、悪い点を排除し、
　　また良い点を精査したうえ、その改良プランを開業当初から実施できた点です。

【Q.　「Winタクシー」のこだわり、他社と差別化を図っている点など教えてください。】
A.　日本のタクシー（東京を除く）はほとんどが古い車（中には１００万キロを超えている）で
　　安全性、快適性が置きざりにされている状態も多々あると考えます。
　　弊社では開業当初より安全性の高い新しい車で営業しています。
　　また、他社の多くは乗務員の減給による給与天引きが行われ、生活の安定性が損なわれる
　　給与体系（欠勤控除、有責事故控除、苦情控除他）をとっているため、
　　従業員の士気が上がらずそれらが改善できていません。
　　事故等を減らすためには、時には何十万円という減給処分より、
　　苦情や事故に対して何故起きたかを運転者とともに考え、
　　再発防止を図る方が正しいと考え実施しています。
　　WINタクシーでは、日頃から事故苦情撲滅をスローガンに点呼で話し合いを進めています。
　　ちなみに、WINタクシーは開業より１年を迎えましたが、事故発生件数は軽い接触物損事故
　　一件のみでした。また、有責苦情も０件です。

【Q.　今後の展望をお聞かせください。】
A.　WINには、経理全般を担当する服部氏（地銀支店長を歴任）や、
　　電子機器点検及び運行管理を担当する野口氏という素晴らしい仲間がいます。
　　これから私と服部、野口が三位一体となりより良い企業風土を作っていきます。

【事務所内　服部氏と野口氏】

最後に、私は、創業前から社長を存じ上げておりますが、
中原社長は、人望があり、また仲間想いの社長です。
今までも何社も創業されているのですが、やはりもう一度理想のタクシー会社を創業したいという
強い熱意があり、長年の仲間と共に困難も乗り越えました。
私たちが日頃便利に利用しているタクシーではありますが、
タクシー業界は、新規参入が難しい業界であり、特殊な業種かと思います。
タクシー会社独特のルールであったり、給与体系であったり、知らなかったことも多々あります。
WINタクシーは開業約１年と若い会社ではありますが、経営陣はベテランです。
お客様だけでなく乗務員の安全確保、従業員の働きやすさなどにも
中原社長は常に目を光らせています。

WINタクシーを見かけましたら、ぜひご乗車してみてくださいませ。

中原社長、お忙しい中取材にご協力いただきありがとうございました。