「不動産譲渡損失の損益通産の原則不適用」について |
昨年末、自民党税制改革大綱に記載された上記改正は平成16年1月1日の譲渡から適用するという抜打ち的なものである。バブル崩壊による含み損の処理を終えていない個人、債務超過の中から債権者に迷惑をかけないようにと必死で返済を続けている人が多くいるのに何故今改正なのか?日本経済の活性化の妨げにならないかと心配する。 周知期間なしでしかも立法前の年初へ遡る遡及摘要は租税法律主義に反するのではないかと思う。ちなみに憲法84条(租税法律主義)はこうである。「あらたに租税を課し、又は現行の租税を変更するには、法律又は法律の定める条件によることを必要とする。」 金子宏教授の「租税法」第9版に参考となる論文がある。「過去の事実や取引から生じる納税義務の内容を、納税義務者の不利益に変更する遡及立法は、原則として許されないと解すべきであろう。人々は、現在の法規に従って課税が行われることを信頼しつつ各種の取引を行うのであるから、後になってその信頼を裏切ることは、租税法律主義の狙いである予測可能性や法的安定性を害すことになる。 自民党税調の説明理由のひとつは「所得税の納税義務は暦年課税の原則の下で行われるものであり、個々の譲渡時に生ずるものではない。損益通算の性格から過去においても4月改正が年初に及んでいる」と国税通則法15条を論拠にしている。周知期間については与党税制改正大綱決定の2日前に公表されているというが、国会通過で初めて法律となるのを無視している。金融所得課税一元化の方向に向けた検討事項に戻して、どうしてゆくかを慎重に討議してもらいたい。 |
おまけが主役へ |
グリコというと皆さんが思い浮かべるのは「おまけ」ではないでしょうか? 「おまけ」というものは、消費者の購買意欲を高め、商品に付加価値をつけるものとして有効な手段の一つです。昔から、特に子供たちの中でおまけ付きお菓子というものは絶大なる人気を誇っており、実際、私もよくおまけ目当てに買ったりしたものです。 最近では、今まで以上にそのおまけが主役になりつつあります。現在のおまけは、おまけという名から想像できないくらい精密にできたりしており、一部のコレクターが集めオークションなんかで高値で取引されるということまでおこっています。 しかし、これまでのおまけの主な形態はおもちゃなどが主流です。お菓子についているものやファーストフード店などでも、多く見かけられるのはおもちゃなどのあくまで子供向けのもがほとんどを占めています。 そんな中、これから注目を集めつつあるおまけの形態がCDやDVDです。昨年末にはコンビニでDVDがおまけに付いたカップラーメンが398円という価格で限定販売され、マスコミなどでも大きく取り上げられていました。このDVDにはタレントのショートムービーなどが入っており、広告の役割としての機能を狙っているということでした。 このCDやDVDのおまけはアメリカで始まったものです。あるファーストフード店のドリンクにCDをつけて販売したところ、売上高が30%増加したことが大きな反響を呼び、現在では音楽CDはもちろんのこと、データCD・DVDとして、パソコンや携帯電話からアクセスすると特定の店のクーポンが取得できたり、映画の割引券が取得できたりとさまざまな形でのサービスが始まっています。 販売店側にしても、実際の物としてのおまけをつけることにより、これまでの商品だけの販売力にプラスアルファとして何らかの付加価値をつけることが可能なことから、顧客の購買意欲を増加させ、さらには販売価格の上乗せを行うことも可能であり、売上高の増加が見込めるため反響も大きいようです。 日本では、まだそれほど見かけませんが、これからCDやDVDがおまけとして付けられた商品が店頭に並ぶことが増えてくるのではないでしょうか。 |
医薬分業について |
医師の診察を受けたあとに、病院・診療所でお薬のかわりに処方せんが渡されます。これが「医薬分業」です。処方せんにはお薬の名前や種類、量、使い方が書かれています。この処方せんを街の保険薬局にもっていくと、薬剤師が薬の量や飲み合わせ等を確認の上、調剤します。患者さんには、処方せんと引換えに薬が渡されます。医療の高度化とともに機能分化が進み、現在の医療には様々な専門分野があります。それぞれの専門家がチームワークを組み、協力し合うことでよりよい医療の提供が図られています。医薬分業も、医師と薬剤師が協力して薬をより安全に使っていただくための制度です。 医薬分業のよい点と悪い点は? 医薬分業の欠点は,医療機関と薬局と2ヵ所に行かなければならないことです。また,現在の健康保険制度では,医療機関で薬をもらう場合にくらべて,支払う負担金が増えてしまいます。なぜ院内でもらうよりも負担金が増えてしまうかというと、薬剤師の技術料が発生したり、お薬の説明や服用法を記録したお薬手帳代等がかかってしまうからです。 1.処方内容が公開されることにより,納得して服用することが出来る。 2.都合のよい信頼できる薬局を自由に選択できる。 3.充分な薬の説明や服薬指導が受けられ,納得して服用することが出来る。 4.薬歴管理により,重複投与や相互作用のチェックが受けられる。 5.混雑している病院等にかかっている場合には,調剤の待ち時間が短縮する。 6.医師と薬剤師により,別の立場から処方内容をチェックされるので, 7.薬に対する要望や相談を言いやすくなる。 8.在宅医療に使用される医薬品の配達が可能になる。 これまでは病院等で診察を受けた後、その場で薬をもらうというのが普通でしたが、最近では病院等で処方箋を受け取り、それを薬局に持って行くことで薬をもらうという状況が増えてきています。この医薬分業は薬剤師という職業に大きな変動をもたらす重要な事柄だと思います。医薬分業の良い点は、処方箋を渡すことで薬をその専門である薬剤師に考えてもらえるため、より安全で自分に合った薬をもらうことができるということです。また、その悪い点には、薬をもらうまでに今までより手間や時間がかかることやお金もかかるということがあります。 |
ストレス解消方法 | ||||||||||||||||
現代人は昔に比べて多くのストレスを溜め込んでいるといわれています。それは職場の環境であったり、現代の便利な生活から生じる運動不足であったり、原因は様々です。
ここではそんなストレスを解消する方法を少し紹介します。 *その1 呼吸法でリラックスする* 疲れたとき、何気なく「フーッ」と大きなため息をついていませんか。この呼吸には心と体をリラックスする大きな効果があります。ポイントは「腹式呼吸」。短時間から始めて少しずつ時間を延ばし、30分くらいは続けられるようにするとよいでしょう。 *その2 アロマテラピーでリラックスする* アロマテラピーは植物のもつ自然の香りを利用して心や体を健康にする方法です。お気に入りのエッセンシャルオイル(香りの成分を濃縮したもの)を見つけておくとよいでしょう。 エッセンシャルオイルとその効果
*その3 ストレス防御3大栄養素をとる* 栄養バランスのとれた食事をとらないとストレスを跳ね返すことはできません。ストレスから体を守ってくれるのはビタミンB1、ビタミンC、カルシウムです。
上記で紹介したストレス解消方法はほんの一部です。他にも運動したり、つぼを押したり、音楽を聴いたりと様々なストレス解消方法があります。生きている限り、ストレスがまったくゼロになることはありえません。ならば、自分に合ったストレス解消方法を何か1つ見つけうまく付き合っていくこと、これが大事だと思います。 |