「経営革新等支援機関に認定されました」 |
11月5日、ジョイン合同税理士事務所が中小企業経営力強化支援法に基づく経営革新等支援機関に認定され、近畿経済産業局より認定証が授与されました。 中小企業経営力強化支援法とは、ますます多様化、複雑化する中小企業の経営課題解決に向け、国や中小企業支援認定事業者が、専門性の高い支援を行うための体制を整備するもので、課題解決の鍵となる事業計画の策定等を行い、中小企業の経営力を強化するための制度です。 信用保証協会が保証料を減免する「経営力強化保証制度」の利用もこの制度の対象となり、金融機関と認定経営革新等支援機関の支援を受けた中小企業は一般保証率より低い保証率で融資を受けることが可能となります。 2013年3月末に期限を迎える中小企業金融円滑化法の出口対策としても、今後利用される企業は少なくないと思います。 中小企業を取り巻く環境は大きく変わっています。長引くデフレ不況にあって、多くの中小企業の売上は伸び悩み、収益力の回復がなかなか見込めない状況です。来年の3月以降さらに状況が悪化し倒産する企業も増える可能性があります。 私どもの顧問先はもちろんのこと、関西の中小企業を支援するためにも、この制度の認定機関となりました。今後も税務、財務をはじめ資金繰り等の金融面の支援を強化させ、お客様の多様化するニーズに応えてまいります。 |
( 安 達 ) |
「経済効果」 |
近年、行事(イベントというべきでしょうか?)が多くなったような気がします。 直近でいうと10月のハロウィンなどは私の子供時代でいうと、あまり取り上げられない行事だったような(私のまわりだけかもしれませんが)・・・。 大きな行事になると、ニュースなどでは『経済効果』なる言葉を比較的よく耳にするかと思います。 具体的にはどのような意味を持つのか? あたかも消費活動が盛り上がっているかのように取り上げられていますが、実際の景気に与える影響は微々たる場合がほとんどだと言われているようです。 経済用語集曰く、経済効果とは、どのくらいのお金が動くのか一般的に『予測』されるものであって、何か付加価値が生み出されるものではない。 ニュースなどで取り挙げられると、景気が良くなったような気になりますが、そのようなボヤっとした感じの表面に踊らされないようにしなくてはと、思っております。 波及効果を考えたとき、その裏側(マイナス面)も、見落とさずに『読み取る・見る』客観的な考え方でいたいものです。 実際、職業会計人として活動しているなかでも、相談者の立場に立ちつつ、その関係するメリット・デメリットをきちんと伝えていく力にもつながると感じています。 これから年末にかけて、少し浮かれ気分になりそうですが、気持ちを引き締めていきたいものです。 |
( 古 堅 ) |
「新しい命の誕生」 |
私事ですが、今年の9月21日に第一子を授かりました。3,220グラムの男の子です。 皆様にはお祝いの言葉や品々を頂き、本当に感謝しております。ありがとうございました。子どもが出来ますといろいろな行事があるのだなと改めて感じました。1月経過時には「お宮参り」をしましたし、今月の29日には「お食い初め」、来年の5月5日には「初節句」の行事が待っています。そして初誕生日。それぞれの行事一つをとっても、地域によって行い方に違いがあることも分かりました。 近いところで「お食い初め」では、1.鯛などの尾頭付きの焼き魚 2.すまし汁(鯛、鯉などの実) 3.煮物 4.香の物 5.赤飯、白飯、が一般的だそうですが、我が家では1番がたこの足で、それをかじらせるのが慣わしです。 また、1歳の誕生日には餅を「担ぐ」タイプの「背負餅(しょいもち・せおいもち)」や、餅を「踏む」タイプの「踏み餅」という行事があり、これらを総称して「一升餅(一生餅)」と呼ぶそうです。一方、餅を「担ぐ」タイプは、風呂敷等に包んだ一升餅を「背負って歩かせる」というものですが、「歩けたらめでたい」とするケースと「転んだらめでたい」とするケースがあるそうです。「歩けたらめでたい」のは分かりやすいのですが、「転んでめでたい」のはなぜでしょうか?それは、転ばずに歩くと「早く一人歩きをして家を出て行ってしまう」などとするからで、そうはならないように転ばせる、ということです。歩く、転ぶに関係なく、一升餅を背負うことで、人の一生の重さを感じさせるための行事だともいわれています。餅を「踏む」タイプは一升餅の上に立つということ。一升餅を大地になぞらえ、「しっかり地に足をつけて歩いていけるように」などという願いを込めます。 その他、「選び取り」という行事があるそうで、個人的にはこれが一番してみたい行事です。「選び取り」とは将来占いとも呼ばれる赤ちゃんの将来の職業または才能を占う行事で、赤ちゃんの前にいくつかのアイテムを置き、赤ちゃんが興味を示して手に取ったもので判定する、といった行事です。一般的なアイテムと、それを選んだときの意味は以下の通りです。 そろばん、電卓 ・・・商売の才能 筆、鉛筆、文房具・・・芸術・物書きの才能M 差し金、巻尺など・・・職人の才能 お金、財布 ・・・金持ちの才能 人によっては、プロスポーツ選手になって欲しいという希望からサッカーや野球のボールを置いたりするケースもあるようです。こういう慣わしや行事は、時代によって内容が変わっていったり、追加されていったり、変化していくものですが、「一升餅」のようにどの結果になっても“良し”とする考え方が素敵だと思いました。 |
( 中 野 ) |