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和輪話(わ わ わ)

私たちがクライアント様向けに毎月発信している事務所レターです。
少しでも旬な情報をお届けできれば・・・と所員ひとりひとりがネタ探しに奔走!の毎日です。
お得&おもしろい情報があなたにも見つかるかも・・・一度、のぞいてみて下さい。

平成25年2月号

「経営者の言葉」
年も明けてしばらく日がたちますと、年頭に掲げた目標も意識しなければ持続できなくなってきます。税理士事務所という仕事柄、経営者の皆様の思いや目標をお聞きかせ頂くことが多いのですが、自ら定めたことを曲げることなくやり遂げる、そういった力強さを持っている方ほど事業が大成しているように感じます。ついつい自分に甘くなってしまいがちですが、私も日常的に起きる様々な出来事を乗り越え、かつ、ぶれずに目標をクリアしていく、このように過ごしていきたいと思います。
さて、このような事を考えながらこの記事を書いていると、以前に担当先の社長様より教えていただいた言葉が浮かんできました。
「道心の中(うち)に衣食(えじき)あり、衣食の中に道心なし」 これは天台宗の開組である最澄の言葉で、天台宗西明寺の住職による解説では「この道心(向上心)をもって精一杯努力をしてゆけば、生きてゆく上で必要な衣食住は自ずと身に備わるけれども、衣食住(物欲)にばかりとらわれて、それのみを追い求め、我に支配された自己中心的な生き方からは、人間としての成長すなわち向上心は決して伴って来ない」という意味だそうです。

私たちにも分かりやすく言うと、「自分がなすべきことを誠実に取り組んでさえいれば、自然と生活はできるようになる。逆に、自分が食べていくことばかりに集中すると、自分がなにをなすべきかを忘れてしまう、それでは駄目だ」と言いかえられるようです。
ベテラン経営者には大切にしている言葉を持っている方が多いです。長年にわたり様々な経験をされたからこそ自分の中で大切にされている言葉があるといいます。私たちは、そういう経験豊富な皆様の近くで仕事をさせていただきますので、自分の身に染みてこういった言葉の意味を理解できるよう様々な経験をしていかなければ皆様の信頼を得られないと考えています。今後もより一層の努力で皆様のお役に立てるよう努めてまいりますが、時間の許す範囲で、私たちの成長につながるようなお話を聞かせていただけけると幸いです。相互に成長できるような理想的な関係でお客様と繋がっていきたいと思います。 
( 大 瀬 )
「厄年」
私事ですが、先日、厄年の妻に付き添い生まれて初めて厄除けに行って来ました。

西宮在住ということで、厄祓いで有名な門戸厄神へ行って参りました。ここでは毎年1月18、19日に厄除け大祭が開催され、多くの屋台が出店され、何万人もの人が訪れます。私たちが行った日もたくさんの人で賑わっており、至る所で交通整理が行われていたほどです。

これを読んでくださっている方々の中には、一度は厄年を経験されている方も多いと思います。神社で厄祓いをされた方、お守りだけを持ち歩いたという方、全く気にしないで何もせずに過ごした方など、様々かと思います。

そもそも厄年とは、厄災(災いや悪いこと)が多く降りかかるとされる年齢のことで、ルーツを探ってみると、その起源は中国の陰陽道にありました。

女性の場合、「19歳」、「33歳」、「37歳」とされ、男性は「25歳」、「42歳」、「61歳」とされています。これらの年齢に差し掛かる頃は、肉体的および精神的に変化が起こりやすく人生の節目として考えられるようになりました。 特に女性の「満32歳」、男性の「満41歳」は大厄と呼ばれ、凶事や災難に遭う率が高い年といわれています。

厄年はあくまで迷信だと考える方もいらっしゃると思いますが、興味深い事に、ある程度は医学的や統計学的に説明できるとされているそうです。 たとえば大厄といわれる男性の41~42歳は免疫力低下、女性の32~33歳はホルモン分泌の低下が見られ、体調不良が起こりやすく、またこの頃の女性の離婚率も高いとされています。

自分が厄年の時に何かあると厄年のせいにしがちですが、良い事も悪い事も厄年でなくても起きるものです。個人的には、厄年を気にすぎて神経質になるのではなく、神社等でお祓いを受けたら、あとは気にしないでいつも通り過ごすのが一番なのではないかと思います。 それと同時に、自分や家族の生活や健康を見直すいい機会にしようと思います。
( 前 川 )
「原動力」
先日、といっても1月の半ばのことになるのですが、通っている着付け教室の先生から声をかけてもらい、初めて成人式の着付けのお手伝いをしてきました。

着付け教室に通い始めた頃は、着物の種類や帯、小物の名前などもおぼつかず、自分着装にも時間がかかっていたので、練習していても楽しさを感じず、一通り自分で着れるようになったらやめようと思っていました。
それが週に一度といえ3年近く習い、ひとに着付けることもできるようになり、続くものだな、としみじみと思います。

習い始めたきっかけは「民族衣装くらい自分で着ることができて当たり前」と言われたからなのですが、自分で着られるようになった後も習い続けることができたのは、ひとに着付けてもらった時に綺麗に着せてもらえて嬉しかった思い出があったからです。

成人式の着付けでは、いつも教えていただいている先生のお手伝いが中心だったのですが、着付け時間の調整がつかず、私が着付けをさせていただいた方がいました。
その人にとっての思い出の一日になるのであろう日の着付けをする、というのは怖くもありましたが、着付け終わった後の姿を鏡で見られて「可愛い」と笑顔で言っていただけたことがとても嬉しく、そして同時に、先生ほどうまく着付けできなかったことが悔しくもありました。
そのため、というのも単純かもしれませんが、それまでは続けている分、少し惰性的な部分もあったのですが、今は着付け教室に対する気合も新たに、練習を続けようと決心しています。

物事を始めるきっかけは色々でも、それを継続させる原動力には、達成感や嬉しさ、そして間逆ですが自分自身への悔しさといったものが大きく影響するのではないでしょうか。
仕事でも趣味でも、それが惰性的になってしまうことが出てくることがあります。そうした時に仕事や趣味の中でこれまでなかったことを経験することは、継続のための原動力になりえるのだな、と改めて感じました。

( 石 川 )

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