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和輪話(わ わ わ)

私たちがクライアント様向けに毎月発信している事務所レターです。
少しでも旬な情報をお届けできれば・・・と所員ひとりひとりがネタ探しに奔走!の毎日です。
お得&おもしろい情報があなたにも見つかるかも・・・一度、のぞいてみて下さい。

平成27年6月号

「マイナンバー制度のスタートが近づいてきました」
 過去記事でも案内させていただいたマイナンバー制度ですが、以前に増して情報を目にする機会が多くなってきました。 私の担当する顧問先様にもマイナンバー制度に関連した営業訪問がありますし、研修会の案内も増えています。今年の10月から番号通知が開始されますので、各企業様においても夏までには情報収集を終わらせ関係各位への案内をできるよう準備をしなくてはなりません。今回は私が研修会で得てきた情報から重要だと感じたものを紹介させていただきます。

①特定個人情報保護委員会
 マイナンバー制度の枠組みを示す図の中に「特定個人情報保護委員会」という組織があります。これは今年の1月1日より設置されているとのことですが、重要な個人情報であるマイナンバーの取り扱いを監視する "民間だけでなく国にまで調査をする権限"を持つ国から独立した機関のようです。この制度の中で取り締まりを行うという重要な役目を担っているようです。
②番号の取り扱いに関する義務
 マイナンバーは事務に必要な範囲を明示して取扱い、それ以外の利用は禁止されています。また、保管方法においても「データベース」の作成禁止が規定されています。さらに、本人の同意があっても他人に情報開示してはならないなど、利用制限も細かく定められています。そのほか、データの委託先に関しても「委託先」・「再委託先」ともに 具体的な委託方法が定められており、その委託先の中にはクラウドサービスも含まれるようです。事務の利便性でクラウドを利用している場合はクラウドサービスの提供者がマイナンバー制度の求める要件を満たせるのかを確認する必要がありそうです。
③罰則
 重いもので4年以下の懲役、200万円以下の罰金、軽いもので6か月以下の懲役、50万円以下の罰金と定められています。
④事務負担の増加
 マイナンバーの管理を行うのは企業となります。従業員さんより番号を預かるときも管理義務を負っている企業側で本人確認や番号確認を行い、利用目的を明示したうえで番号を預かります。この本人確認方法等についても具体的な確認方法が定められています。主な方法としては個人番号カードを従業員さんに取得していただき、そのカードに記載された情報で本人確認を行うことが一番簡単な方法となりそうです。
⑤番号の保管期間及び破棄
 各利用目的によって定められた期間(税や社会保険の法令で定められた保管期間)を経過後は復元不可能な方法で破棄することとされています。

マイナンバー制度の開始により企業負担が増えることが明白ですが、間違いがあって情報流出が起きると大問題です。例えば、誰もがアクセスできるサーバー等にアクセス権限の設定なしに番号情報を置いておくこともルール違反になってしまうようです。これを機会に自社の重要物の保管状況等を見直しつつ、10月以降に備えていただければと思います。



  
( 大 瀬 )
「リスクのとりかた」
 企業の目的は利益を上げることです。ただ、利益は無リスクで獲得できるわけではありません。利益を追求すれば、リスクは必然的に生じます。経営者に求められるのはリスクを完全に排除することではなく、できるだけ多くの利益を得るために、リスクを自分がコントロールできる範囲内に抑えることです。

・リスクと資産
 一般的に、卸・小売業は在庫で、製造業では機械などの設備でリスクを取って、利益を上げていくことになります。また、企業はいつも同じ資産でリスクを取り続けるというものではありません。時代や企業自体の変化でリスクを取る資産は変化していきます。百貨店を例に資産リスクの取り方を説明します。
 百貨店の商売は他の小売業とは大きく違います。百貨店の主力商品である衣料部門には多くのアパレルメーカーが出店していますが、百貨店の店頭に並ぶ商品は百貨店の在庫ではなく、アパレルメーカーが保有しています。顧客が店頭に並ぶ商品を購入した段階で、百貨店がメーカーから商品を買い取り、それと同時に百貨店が顧客に販売するという販売形態をとっています。このシステムを「消化仕入」といいます。消化仕入では百貨店は商品を購入したと同時に販売できるので、在庫リスクはゼロです。在庫リスクを取らずに商売ができるのですから、消化仕入は百貨店にとっては実に優れた販売システムです。一方、アパレルメーカーは百貨店に出店することで、他よりも高い価格で確実に売れるという信頼感があるからこそ、消化仕入という不利な条件をのみます。この場合、百貨店が利益の対価としてリスクを取る資産は在庫ではなく、ブランドという無形固定資産になります。百貨店の高いブランド力があるからこそ消化仕入は成立しています。
 ところが、昨今、百貨店のブランド力も落ちてきました。消費不況と言われ、在庫リスクを取らない消化仕入では十分な収益を上げることができなくなってきました。消化仕入では在庫リスクはない代わりに、店頭に並ぶ商品を自ら選ぶことはできません。それでは、顧客のニーズに迅速に応えることはできません。そこで、百貨店は自らの判断で仕入れて販売する商品のウェートを増加させつつあります。もちろん在庫リスクを取る商売は、利益率は向上しますが、売れ残れば損失を背負い込みます。
 
・企業のあり方
 リスクを取る資産が変わるということは、企業のあり方も大きく変えます。単に貸借対照表の資産の残高が移動するということだけではなく、営業体制や求められる人材も変わります。従来の百貨店はブランドや立地という無形固定資産に磨きをかける企業でしたが、これからは在庫を充実させる企業に変わります。求められる能力は商品の売れ筋を的確に見抜く力になります。
 経営者はどの資産でリスクを取って利益を上げるのかを明確に認識し、自社の体力に照らして、どこまでリスクを取れるのかを把握しておかなければなりません。


   
( 瓦 )
「ボルダリングの魅力」
 皆様は、ボルダリング(クライミング)というスポーツをご存じでしょうか?
近年、男女、年齢問わずブームになっております。私も登山を4年以上続けており、1ヶ月ほど前にボルダリングをする機会があり、それを以来毎週1日のペースで続けております。

 まずは「そもそもボルダリングとは何?」という方のために、簡単にご説明をさせて頂きます。ボルダリングとは、ロッククライミングの仲間(フリークライミングの一種)でホールドと呼ばれる岩や石を使って人工の壁を登るスポーツです。道具は靴とチョーク(すべりどめ)を使い、それ以外には特別な道具は使わないところが主な特徴(他のクライミングとのちがい)です。一般的には、①インドアのクライミング(クライミングジム)②アウトドアのクライミング(自然の中の岩壁)の2つに分けられます。また、「Boulder(大きな石ころ)」を登ることから、ボルダリング(Boulder+ing)という名前の由来がつけられたとの事です。

・ボルダリングの魅力とはなにか?
 私が考える魅力の1つ目は、1人でも気軽にはじめられ初期費用が抑えられる。
ボルダリングジムで、靴やすべり止めを借りることができるので最初に準備する必要がないので初期費用が抑えることができ仕事帰りなどフィットネス感覚で気軽に楽しむことができる。
 2つ目は、年齢や性別に関係なく楽しめる。
ハシゴを登る感覚で楽しめるので、年齢や性別に関係なく幅広い人が行えます。
 3つ目は、パズル感覚で楽しめ、課題をクリアした時の達成感が大きい。
ボルダリング(クライミング)は、スタートからゴールまでルートが決められており、その中で使える石を見つけゴールまでのアプローチを試行錯誤するためパズルを解く様な感覚で楽しめるのも魅力です。

是非この機会に1度、ボルダリング(クライミング)を体験してみてはいかがでしょうか?



( 大 西 )

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