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和輪話(わ わ わ)

私たちがクライアント様向けに毎月発信している事務所レターです。
少しでも旬な情報をお届けできれば・・・と所員ひとりひとりがネタ探しに奔走!の毎日です。
お得&おもしろい情報があなたにも見つかるかも・・・一度、のぞいてみて下さい。

令和元年 7月号

「税制改正」
   10月からの消費税率10%への引き上げがいよいよ目前に迫ってまいりました。
 ところで皆様、この消費税法改正の他、来年度から始まる所得税法の改正をご存知でしょうか。今回は皆様個人全員に関わるこの重大な改正5点をご紹介させて頂きたいと思います。

【改正その1:給与所得控除・公的年金控除から基礎控除への振替】
・給与所得控除の一律10万円引下げ
・公的年金等控除の一律10万円引下げ
・基礎控除額の一律10万円引上げ

(ポイント) 
 サラリーマンの方や年金受給者の方は、基礎控除が増えますが、同額の給与所得・年金等控除 が下がりますので、この改正での実質的な影響はありません。
 一方で、フリーランス等の個人事業主等の方は、純粋に基礎控除が増えますので減税につながります。

【改正その2:給与所得控除の見直し】
・給与収入が850万円を越える場合の控除額を195万円に引き下げ
※ただし、子育て世代を除きます

(ポイント)
 現行、限度額が220万円(給与収入1000万円まで)の給与所得控除が、195万円(給与収入850万円まで)へと減少します。サラリーマンの方は、この改正により実質的に増税となります。

【改正その3:公的年金控除の見直し】
・年金以外の所得が1000万円を越える場合は控除額を10万円引下げ
・年金以外の所得が2000万円を越える場合には控除額を20万円引下げ

(ポイント)
現行、限度額が205.5万円の公的年金控除が、基礎控除への振替まで含めた場合、最大30万円の減額となる事で、高額所得者に対しては増税となります。
【改正その4:基礎控除の逓減・消失化】
・合計所得金額2400万円超から基礎控除額が逓減
・合計所得金額2500万円超で基礎控除額が消失

(ポイント)
 基礎控除額は2020年度より48万円への増額改正がありますが、同時に高額所得者への増額措置が行われます。
 合計所得金額が2500万円を越える場合は基礎控除額がゼロとなります。

【改正その5:65万円の青色申告特別控除の見直し】
・青色申告特別控除の10万円引下げ(減額後は55万円)
 ただし、以下の①又は②のいずれかを行う事で引き続き65万円控除を受ける事が可能となります。
 ①電子申告
 ②電子帳簿保存
 ※10万円の青色申告特別控除は今回改正の対象外であり、引き続き使用が可能です。

(ポイント)
 2020年度からは電子申告等を行わなければ65万円控除が減額となります。
 個人事業主に対しての電子申告や電子帳簿保存を促すための改正となります。

 以上、上記5点の改正が行われた2018年改正のテーマは「働き方改革」であった事から、「基礎控除への振替」改正は副業収入を促そうとする背景が伺えます。  いずれも皆様の身近な所得税の改正となりますので、来年度に向けて是非ご確認下さい。
   
( 野 神 )
「車の運転は、お好きですか?」
 「長時間の運転でも全然苦に思わないよ。」「車そのものが好き。」「運転は苦手だけど、乗せてもらうのは好き。」様々な回答があるかと思います。父親が車好きだった影響も大きく、私も中学生くらいの頃から非常に興味を持っていました。免許を取得したての頃は、やはり緊張から疲労感が大きかったですが、今では逆に運転している時の方がリラックスできているくらい好きです。

 その運転もいつかは、"しちゃダメ!"と言われたり、"もうやめとこう"と感じる時期が来るのかと思うと切なくなります。近年、高齢ドライバーによる事故が多発しており、毎日のように新聞やテレビの報道で目にするようになりました。加齢により感覚器官が若い頃に比べて鈍ってくることから、非常にリスクがあるということが叫ばれている状況です。高齢者が運転することに対して否定的になってしまっても仕方がありません。

 高齢者の事故増加という事実は認めざるを得ませんが、高齢化社会ということもあり、単純に高齢ドライバーの数が増えていることも大いにあるはず。事故率で表すと、10代の方が高いこともまた事実です。すべての高齢ドライバーが危ないという認識は早合点で、個人差は必ずあります。統計上の分析では75歳を超えると要注意、80歳を超えると危険と言われています。思い返せば、私の祖父も80歳になるかならないかくらいの頃に自分から運転をやめ、大切にしていた愛車も手放していました。

 高齢者にとって、車は生活に欠かせない足です。買い物や病院、生活環境的に車がなくてはならない方はたくさんいます。ドライバーの高齢化問題を考えるとき、注目点はやはり身体機能の衰えです。周辺視力や動体視力、反応時間も加齢に従って低下していきます。高齢ドライバーはそれを自覚した上で、その衰えをカバーするよう心掛けることが何よりも大切です。そこで、最近注目されているのが、自動ブレーキやペダルの踏み間違いによる誤発進防止機能、クルマの周囲を映し出すカメラといった先進安全装置を搭載した車です。ただし、高度な安全装置が備わると、もちろん価格が高くなるので、個人的負担が増えてしまうのも大きな問題です。

 高齢者だけでなく、すべての人が気を配り、譲り合いの気持ちを持つことも事故を減らしていくために必要な心掛けかと思います。今、対象の年齢ではなかったとしても、自分の大切な人たち、そしてゆくゆくは私自身にも関係してくるこの問題。早急に対策・改善が施され、少しでも高齢ドライバーが関係する事故が減ることを切に願っています。
( 古 賀 )
「The Devil Wears Prada」
 人生と仕事は切っても切れない関係です。(少なくとも私はそう思っています。)理想の仕事につきたいと誰しも一度は考えたことがあるのではないでしょうか?起業している方や、誰かに賛同し今の仕事をしている方、等々、皆様それぞれ"人生のための仕事"を選択しています。選択の結果はそれぞれ違うかもしれませんが、共通して言えること、それは「"そこ"で共有する価値観を選んでいる」ということだと私は思います。そしてそれを共有する相手が仕事仲間なのかもしれません。仕事においての価値観が同じ人に巡り合えるかどうかの確率は、とても低いです。ただもし巡り合えたとしたら、それは何事にも代えがたい人生の財産になります。

 ある映画で、仕事に異議を申し立てた主人公に、上司が言いました。
「Everybody wants to be us.
(誰もが私たち(私たちの仕事、生き方)に憧れているのよ。)」

 映画を見ていない方にはどういう経緯があってこの言葉を言ったのか、わからないかもしれません。この上司は迷うことなく、まっすぐな目で、主人公にこの言葉を言いました。この言葉を放った意図と意味はなんだと思いますか?  それはこの上司が自分の仕事と人生に対してどのような想いを持っているかに隠されています。理想の仕事であろうと家賃のための仕事であろうと懸命にやり続けることは、確かにひとつの説得力を持っています。この上司は、仕事に誇りとプライドを持ち、自身の仕事と人生こそが誰よりも幸せなものだと思っているからこそ、この言葉を言えたのです。人生においてひとつの価値観(仕事)を選び取り、その仕事に人生を捧げた人の言葉は、とても重く、当時大学生だった私にとって、人生で忘れられない言葉の一つとなりました。10年以上前の映画ですが、こう言える人生を送ることが出来たなら…と、今でも"憧れ"を抱いています。

 ただ、理想と現実は常に違うものです。(じゃないと私は面白くありません。)私は、常にそう思って仕事をしてきました。むしろ理想と現実の差を埋めるのが仕事の醍醐味であり、差が大きければ大きいほどやりがいが生まれ仕事が楽しくなると思っています。自分の言動を否定されたり、理不尽なことで反論されたりしたこともありましたが、仕事をしていれば、そんなことは日常茶飯事で、色々な方と働いていれば意見のぶつかり合いは当たり前の事です。そこに敬意と尊重さえがあれば、価値観を共有した人にどんなことを言われようと仕事はできます。まだまだ私も価値観を選んでいる人生の途中です。ただ自分のしてきたことについては、(概ね)胸を張れます。そう思わせてくれたのも今までの仕事のおかげです。

 皆様は、仕事に対してどのような考えをお持ちですか?仕事中、ほっと息をついた瞬間に考えてみてください。
( 前 田 )

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