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和輪話(わ わ わ)

私たちがクライアント様向けに毎月発信している事務所レターです。
少しでも旬な情報をお届けできれば・・・と所員ひとりひとりがネタ探しに奔走!の毎日です。
お得&おもしろい情報があなたにも見つかるかも・・・一度、のぞいてみて下さい。

令和4年 1月号

「中小企業は紙文化」

 令和4年1月施行の改正電子帳簿保存法(以下「改正電帳法」)が2年の猶予期間を設けることが明らかになりました。
 改正電帳法とは電子データで受け取った請求書などの一部の書類については、紙に出力して保管していても税務書類として認められず、電子保存が義務付けられるという制度です。保存する電子データは国税庁が求める要件を満たしておかなければならず、違反した場合には青色申告が取り消される可能性もあるとのことです。
 現時点でほとんどの事業者が改正電帳法に未対応で、すでに対応している事業者は1割にものぼりません。


 中小企業は依然として「紙文化」が根付いています。ある調査では中小企業の82.9%が請求書を紙で発行し取引先に郵送しているそうです。契約関連の書類については62.5%、納品書では51.9%、見積書では42.1%がいまだに紙での発行というデータが出ています。このように、中小企業のデジタル化へのハードルは高く、システムの構築はもちろんのこと、人材の教育や電子化へ向けてのコストの捻出など問題は山積みです。

 もっとも改正電帳法の電子データ保存の義務化は2年間猶予されたとしても、国がデジタル化を推し進めようという方針であることには変わりありません。
 23年10月には消費税のインボイス制度も導入され、電子化していなければ中小企業の処理能力では経理業務がパンクする可能性も考えられます。

 対岸の火事ではない、この改正電帳法とインボイス制度。今後、企業としてどう対応していくか、私どもも最新の情報を提供してまいりたいと思います。ご質問などございましたら、弊社スタッフまでお問い合わせください。
( 安 達 )
「気の緩みが命取り」

 先日、北新地のビルで火災が発生し、多くの方が亡くなったニュースは記憶に新しいと思います。非常に凄惨な事件で、このような報道を目にするたびに心が痛みます。故意に起こされた事件に巻き込まれては防ぎようがないように思いますが、些細な不注意でも火災は簡単に起こってしまいます。 


 私自身、中学生の頃に火災に遭ったことがあるため、その恐ろしさは人一倍理解しているつもりです。当時、実家の近所の学習塾に通っていたのですが、講師の方のタバコの不始末が原因で教室が全焼しました。幸いにも死者は出ず、煙やススを大量に吸い込んだ数名が病院にて治療を受けて大事には至りませんでした。
 出火元はトイレで、中で吸っていたタバコの火がカーテンに燃え移り、瞬く間に燃え広がりました。授業中に教室内が煙たくなってきて、何かおかしいと感じトイレの扉を開けると中がオレンジ色一色に染まっていました。個人経営の小さな塾で室内も狭かったため、一瞬で煙が室内に充満して前が見えなくなり、出口の方向も分からず、床を這いながらなんとか外へ逃げ出しました。もうダメかと思い、死も覚悟しました。そのくらい恐ろしい出来事で、その日以来、煙たい臭いには敏感に反応するようになりました。少しでも臭いがすると、どこかで火事が発生しているのではないかと疑ってしまいます。

 火災は誰もが経験する可能性がありますし、決して他人事ではありません。 冬は空気が乾燥して火災が発生しやすいですし、特に年末年始は気が緩み、ついつい火の元のチェックが疎かになりがちではないかと思います。しかし、その気の緩みが後々命取りとなります。
 火災の発生には十分に注意すると共に、普段から避難経路や避難方法、消化器の位置などを確認しておくことは重要だと思います。また、火災に遭遇した時はまず、煙に巻かれないことが大切です。煙の一酸化炭素中毒で命を落としかねないので、低姿勢でハンカチを口にあてるなど、煙を吸い込まないようにしながら逃げる必要があります。決して自分には関係ないと思わず、常に遭遇する可能性があると危機感を持ちながら日々をお過ごしいただきたいと思います。
( 本 並 )
「初詣のお賽銭には税金がかからない?!」

 お正月といえば何を連想しますか?新年のあいさつ、お年玉、おせち、初詣、年賀状と様々なものが考えられますが、今回は初詣のお賽銭について書きたいと思います。
 お賽銭の意味や起源には諸説があります。現在では神社にお参りすると、お賽銭箱に金銭をお供えしますが、このように金銭を供えることが一般的となったのは、そう古いことではありません。もともとは海や山の幸を供えられていました。その中でも米を白紙で巻いて包んで「おひねり」としてお供えをしていたようです。しかし、貨幣の普及とともにお米の代わりに金銭を供えるようになりました。
 はたして神社や寺院などはこのように金銭としてうけとるお賽銭は売上げや収入になるのでしょうか?神社やお寺などは普通の法人と違い宗教法人に分類されます。宗教法人の宗教活動は一般の企業活動とは異なり営利を目的として行われるものではないため、宗教活動には公益性があると判断されるため税金の適用が異なります。


 神社や仏閣には、古来からの伝統や習慣を承継していくという役割や国宝や重要文化財などの保護するための多額の費用が必要になります。こういった理由から宗教法人は一般の企業とは異なり、税制上優遇されています。具体的には宗教法人の公益事業になるお賽銭の収入は非課税となります。他にもお守りの販売・お祓いの料金が挙げられます。このように宗教法人の公益事業は非課税となります。しかし、宗教法人であっても物品の販売や駐車場の経営などで収益が発生する事業を行う場合には営利法人と同じように税金を納めなければなりません。
 お賽銭箱には、硬貨だけでなく紙幣がたまに入っているのを見ますがお賽銭がいくら集まるのか気になります。ソニー生命保険株式会社の「47都道府県別 生活意識調査」によれば2020年のお賽銭に入れる金額は286円となっていました。この初詣に行く参拝者が286円入れれば、人気の神社やお寺では全部でいくらのお賽銭が集まるのでしょうか?

・明治神宮
明治神宮の参拝者数は約300万人集まるみたいです。仮に1人1円でも312万円ですが、平均額の286円だとすると 300万人×286円=8億5,800万円
・住吉大社
太鼓橋で有名な大阪の住吉大社は毎年200万人ほどの参拝者が集まります。 200万人×286円=5億7,200万円

 数字で見てみるとすごい金額で驚きです。また、新型コロナウイルスの影響なのか時代が進んだからなのか分からないですが、最近は電子マネーでお賽銭ができる場所もあるみたいです。今後も新しいお賽銭の仕方が増えるのでしょうか?
( 丸 谷 )

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