景気回復の鍵 |
梅雨になり体調管理に気を使う毎日です。 ワールドカップ南アフリカ大会が開催され、テレビで深夜までサッカー観戦をして一喜一憂されている方も多いと思います。 先日数年ぶりに北海道に旅行してきました。 今回は、千歳から函館、登別、小樽、札幌と道南地方への旅でした。 移動はレンタカーを利用したもので移動距離は約700㎞ですが、道内の道路は高速道路が充実し、一般道も真直ぐな道路が多く、 また渋滞も皆無なので快適なドライブをすることができました。 函館、登別、小樽は道内でも有数の観光地であるのは皆さんも良く御存知だと思いますが、 数年前とは観光客の内容が大幅に変わっていました。 今までは観光客は本州からが殆どで外国人観光客は殆ど見かけませんでしたが、今回は函館山に夜景を観に行った時、 周りの観光客の8割位は中国人でした。 夜景を観ている周りでは中国語で歓喜の言葉が飛び交い、自分が中国にいるのではないかと錯覚するほどでした。 登別温泉では、旅館の案内係が数人の中国人の研修生だったので、 田舎の旅館でも人件費を削減するため雇用を始めたのかと思っていましたが、 数時間後中国人を乗せた沢山の観光バスが旅館に到着したのを目にして、 中国人を迎え入れるために中国人を雇用したのだと思いました。 館内や観光地の案内版は日本語、中国語、ハングル語で書かれていました。 また、観光案内所に置いてあるパンフレットも日本語版、英語版、中国語版と国際色豊かでした。 現地の方に聞くと、特に中国の映画のロケ地が北海道で行われたことで特に中国人観光客が増えたそうです。 観光地も国際観光都市を目指し、案内版やガイド等のサービスを充実させ観光客増加を見込んでいるそうです。 中国人観光客は、夫婦や家族で来ているのが殆どで2名から4名の単位でした。 旅行代金は少なくとも、1人20万円以上はすると思われ、また土産として沢山の北海道の物産を買い求めていた風景を見ていると、 1台のバスで1千万円以上の経済効果があると思いました。 景気の回復は国内だけではなく中国をはじめとする海外の需要も重要な要素になると思い、 中国の富裕層の存在を日本で実感した旅でした。 |
( 福 田 ) |
社長の言葉 |
はじめまして。今年1月より入社致しました「定政 紘子(さだまさ ひろこ)」と申します。 自己紹介をいたしますと、珍しい名前ですねとよく言われますが、本籍は福井県で、福井県では珍しい名前ではないようです。 小さいころ福井のお祖母ちゃんが冬は蟹を、夏は越前の水羊羹を送ってくれて大喜びした事を覚えています。 私は小学校、中学校、高校、大学とずっと神戸で過ごして参りました。 就職を期に東京に行く友人も多かったですが、私は関西で過ごしたいと思っていました。 感情表現がストレートでわかりやすく、面白いことには敏感な関西人のパワーが心地よく大好きだったからです。 ジョインへの入社を機に、活気のある大阪で働けることになりました。 私が会計事務所で働きたいと思ったのは、ずばり社長にお会いしたかったからです。 日々変化する経済情勢の中で重たい責任を担いながらも、お客様のため、従業員のため、家族のために決断を下し、 自らの信念に支えられ、ビジョンに燃える社長にお会いしたい、そして社長を少しでもサポートしたい。 そんな思いを持ち、ジョインに入社させて頂いたわけですが、すでに社長にお会いしてお話しを伺う機会が何度もありました。 そこで社長から教えて頂くことがたくさんありました。 印象的な社長の言葉をご紹介させていただきます。 建築関係の社長からお聞きしたお話しです。 「お客様は土地の制約、予算の制約、様々な制約に縛られている。 その中で建築家は自分が作りたい建築を作ったらいいのではない、お客様が住みやすい建築を作らなければ、お客様は満足しない。」 社長はこのことを共に働くスタッフに教育してきたそうです。 私もこの言葉に大変教えられました。 私がしたいという仕事と、お客様がジョインに求めてくださっている仕事。 その歯車があっていなければお客様の満足は得られない。 社長は働く上での基本となるような姿勢を私に教えてくださいました。 事務所に足を運んでくださった方はご存知だと思いますが、「それでお客様は満足か」 という言葉がジョインの入り口に掲げてあります。 業種は違えど、働かせて頂くうえで、背骨のような真理なんだと気づかされました。 現在の私は毎日が勉強で、失敗することばかりで、教えてもらうことばかりのような未熟な者ですが、「それでお客様は満足か」と、 自問自答を繰り返しながら、お客様が求めてくださることにお答えして、それだけではなく、 かゆいところに痛いところに手が届くような、 そして何でも相談して頂けるような頼りになる担当者を目指して日々努力して参ります。 ご迷惑を掛けてしまうことがあるかと思いますが、これからもよろしくお願い致します。 |
( 定 政 ) |
法人税率の引き下げ |
はじめまして。今年1月より入社致しました「前川 敦(まえかわ あつし)」と申します。 今後皆様のお力になれるようにがんばってまいりますのでよろしくお願いいたします。 さて、今年も早いもので半年が経過し、梅雨が明ければ本格的に夏到来のシーズンとなります。 今年の夏は参議院選挙があり、その争点として消費税増税、法人税率の引き下げが掲げらているようです。 このようにセットで聞くと消費者に増税して大企業を優遇するのかと批判があるようですが、 現在の国際間の租税競争を考えると引き下げざるをえないのが現状かもしれません。 日本の大企業は、今、生産拠点の多くを海外に移転する動きに拍車をかけているようです。 海外の人件費が安いだけではなく、海外の法人税が安く、同じ利益を得た場合、日本国内に工場を置くのと、 海外に置くのとでは手元に残る金額が全く変わってくるからです。 同じ理由で、外資系の企業が日本から引き揚げているそうです。 日本全体の儲けの大半を生み出しているのは、大企業でありで多くの中小企業が大企業の利益に支えらており、 逆に下請けの中小企業が儲かっているけど、発注元の大企業が儲かっていないというケースはまず聞きません。 これは当然の事だと思います。 もちろん同時に下請けいじめで中小企業が儲からないという事は是正しなくてはなりません。 このように国際的に利益を生み出す力のある大企業が本社を海外に移転しなければならないという日本ではなく、 企業がいかに儲かって、従業員や、 中小企業に利益を分配できる体制を作り日本全体が良くなるように導いていってもらいたいものです。 |
( 前 川 ) |
続きを読む 平成22年7月号