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和輪話(わ わ わ)

私たちがクライアント様向けに毎月発信している事務所レターです。
少しでも旬な情報をお届けできれば・・・と所員ひとりひとりがネタ探しに奔走!の毎日です。
お得&おもしろい情報があなたにも見つかるかも・・・一度、のぞいてみて下さい。

平成22年8月号

 

会計で会社を強くする
今回の表題の『会計で会社を強くする』は、 静岡の有名な税理士坂本孝司先生の言葉です。
私も税理士登録して間もないころ先生の講演を聞き、税理士の社会における役割、中小企業に対する必要性を学びました。
昨今の不安定な景気の状況下においては、改めてこの言葉の意味を再確認することがあります。
会社の会計や経理が不安定では日々の資金繰りや必要資金が読めません。
毎月の試算表が出来なかったり、遅れたりすると金融機関からの信用力も下がりますし、 思ったとおりの融資が実行されない可能性もあります。
会社の財務状態を経営者がきちんと把握していなければ、的確な判断も出来ませんし、現状分析も未来予測も立ちません。
ジョインでは毎月担当者がお伺いして毎月の試算表を作成し、経営状態などを経営者にご報告しますが、 他の税理士事務所から移ってこられるクライアント様においては、以前は月次試算表も出来てなかったと残念な話も多く聞きます。
おかげさまでジョインのクライアントの皆様の倒産率や廃業率は世間の数値に比べると極めて低い数値になっております。
会計とは会社を移す鏡です。
それ自身が売上を上げたり、営業をしたりするものではありませんが、戦略を練る上での指標のひとつであり、 結果利益を生み出す強力な武器になります。
まだ試算表や決算書の見方がよくわからない、今更聞けないと思われている経営者の皆さま、まだまだ遅くはありません。
これを機に一度担当者に声を掛けてください。
会計で会社を強くしましょう!
( 安 達 )
年金記録の加入実態とずれ

サラリーマンの妻などが加入する国民年金の第3号被保険者制度を巡り、 配偶者が会社を退職して資格を失ったのにもかかわらず第3号被保険者のままとなっているなど年金記録が実態と食い違う人が推計約45万人に達することが、 日本年金機構の調査で分かった。
届出が必要なことを知らない人が少なくないためとみられ、払うべき国民年金保険料が未納だったり、 年金の受給額が本来より多くなっている人が多数に上る可能性が高い。 「宙に浮いた年金」などと同様、実態とのずれが放置されてきた膨大な記録の存在が浮かんだ。<毎日新聞 報道より>
厚生労働省は、加入者の未納保険料について、保険料の徴収に関する時効は2年となっているため、 時効とならない過去2年分の支払いを求める方針を決め、今秋以後、該当者に通知するそうです。
一方、すでに年金を受給している人については混乱回避のため、多く払われた年金の返還や、 今後の年金額の変更につながる記録の訂正は求めない方針とのことです。混乱回避と言いつつも、 一部の人には利益がありながら、もう一方はお金を支払わなければならないという状況及び判断には疑問が残ります。
3号被保険者は、扶養者である配偶者が会社員や公務員を辞めて厚生年金、共済年金の第2号被保険者でなくなる場合、 第3号被保険者の資格が失われるため第1号被保険者として国民年金に加入する届出が必要です。 離婚した場合なども同様となります。届け出漏れの存在は制度発足時から指摘されてきており、 現在に至ってもその問題の解消ができていない状態です。新聞報道によると、日本年金機構は今年1月、 第3号被保険者や年金受給者について、オンラインデータ上で調査をし配偶者の記録と照合したところ、 配偶者の厚生年金の加入期間と食い違いのあった人が103万人にも上ったといいます。
第3号被保険者制度を巡っては、扶養者の退職時に知らされず、本人が届け出の義務に気づかない場合も多く、 制度の不備も指摘されます。
潜在的無年金者と言われる人もこの制度だから発生していると考えられます。
厚労省は「最近では、受給申請時などに配偶者の記録と照合し、矛盾があれば日本年金機構が職権で訂正している。 矛盾の全容はわからない。」としています。
今後の法改正等では被保険者や年金受給者にとって分かりやすい制度になってほしいと願います。
 

( 大 瀬 )
浴衣の楽しみ
はじめまして。
今年の1月にジョインに入社致しました石川 直子と申します。
よろしくお願い致します。
さて、およそ和装と呼ばれるものが身近なものではなくなった昨今、8月という時節柄、 夏祭りや花火大会といった行事の際に最近よく見かけるようになった浴衣について少し書いてみたいと思います。
浴衣の起源はもともと麻で作られた「湯帷子(ゆかたびら)」であり、貴族などが蒸し風呂に入る際に着用されていたものでした。
その後江戸時代から、銭湯などでの庶民の湯上り着として広く着用されるようになり、「浴衣(ゆかた)」と略されるようになり、 現在まで続いています。
それに伴い、浴衣の生地も麻から綿へ、そして現在ではポリエステルなども使われるようになっています。
和装を見る機会はとみに減ってきていたのですが、ここ数年は、特に若い女性の間で浴衣が流行っていることもあり、 あちらこちらで浴衣を売っているのを見かけます。
それらを眺めていますと、昔ながらの白地に藍染の浴衣といったものではなく、色も模様も華やかな洋服感覚のものが多く、 目を楽しませてくれます。
そして、浴衣の楽しみといえば、その布地だけでなく、合わせる帯の色と結び方にもあります。
最近ですと女性であれば半幅帯を、男性であれば角帯を結ばれることが多いかと思いますが、その帯の色や模様、 結び方で浴衣全体の印象が全く変わるのも、醍醐味ではないでしょうか。
正装として着物を着るとなると敷居は高く感じますが、浴衣であれば値段的にも、着易さからしてもそれほどでもなく、 着物に触れる良いきっかけにもなります。
略装である浴衣は、まだまだ正式な場には着ていくことは難しい着物ですが、そうした場でないところから、 少しずつ日本の伝統である和装に触れていくことも大切なのではないかと思います。
( 石 川 )
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